アルミクッカーが焦げた!焦げをキレイに落とす方法を紹介

キャンプ
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こんにちは、ユウタです。

今回の記事では、アルミクッカーの焦げやすす、汚れなどをキレイに落とす方法を紹介しようと思います。

 

以前、クッカーを焚火で使用し、すすまみれになった時、ならないための対処法について記事にしました。

過去記事:クッカーがすすで真っ黒にならない方法とは?クレンザーでひと塗りするのが効果的!!

 

今回は、その中でもアルミ製のクッカーについて取り上げて紹介しようと思います。

クッカーには一般的に、重いけど、安価で耐久性もあり使いやすいステンレス製、軽さと強度をもつチタン製、軽量で熱伝導性も高いアルミ製が存在します。

 

その中でもアルミ製で有名なものはメスティン、飯ごう、またソロキャンプ用のクッカーが存在し、キャンパーの必需品と言えるのではないでしょうか。

 

ユウタ左
ユウタ

メスティンは本当に使いやすいので、キャンプ以外でも毎日ランチボックスとして仕事に持って行っています。

   

 

そんなアルミ製のクッカーは他のステンレス製などのクッカーに比べ、焦げ落としなどのメンテナンスが多少異なります。

正しい、メンテナンスで長く上手にアルミ製クッカーを使うようにしましょう!

  

アルミクッカーに重曹を使ってはダメ

アルミクッカーに重曹を使ってはダメ

 

クッカーを使っていると、

  • 焦げ付きによる汚れ
  • 焚火などの直火によるすすの汚れ
  • 黒住による汚れ

といった汚れが出来てきます。

 

ステンレス製のクッカーの焦げやすす落としには重曹を使うことが一般的ですが、アルミ製クッカーに重曹を使ってはいけません。

   

それは、

  • 重曹はアルカリ性のため、アルミ製クッカーの多くに施されている「アルマイト加工」を剥がし、さらに焦げつきやすくしてしまう。
  • 熱を加えるとアルミの成分と強く反応し、黒ずみの原因になる。

 

ためです。

そのため、アルミ製クッカーのメンテナンスには重曹を使ってはいけないのです。

 

重曹とお酢(クエン酸)のpHによる違い

重曹とお酢(クエン酸)のpHによる違い

 

重曹とお酢はそもそもpH、酸性・アルカリ性に違いがあります。

 

重曹とお酢(クエン酸)のpHによる違い
引用:石鹸百貨

 

一般的な水道水はpHが7.0前後で中性、pHが7から0に下がっていくと酸性が強くなり、逆に7から15に上がっていくとアルカリ性が強くなります。

 

上の表でみると重曹は、セスキ炭酸ソーダであり、弱~中程度のアルカリ性、食酢・クエン酸は強めの酸性になります。

アルマイトやアルミニウムとの反応の差もありますが、重曹、お酢はそもそも酸性・アルカリ性によるpHが全く異なっているのです。

   

アルミクッカーの焦げ・すす・汚れ(黒ずみ)の落とし方

アルミクッカーの焦げ・すす・汚れ(黒ずみ)の落とし方

 

それでは、アルミ製クッカーの内側が黒ずんだ・焦げてしまい汚れた場合、外側がすすや焦げにより汚れてしまった場合の対処方法について紹介しようと思います。

 

内側が黒ずんだ、焦げてしまった場合

焦げは調理の過程で水分不足なりによって起こりますが、内側の黒ずみは特にアルミ製クッカーで起こりやすい現象です。

 

これは、アルミがアルカリ食品に弱く、「黒変化現象」により、黒ずんでしまうことが原因です。

この「黒変化現象」とは、アルミニウムが水酸化アルミニウムとなり、さらに水分中のミネラルと反応し、アルミクッカーに付着している状態です。

 

この黒ずみは酸性水溶液に弱いという性質があるため、酸性のお酢を使って汚れを取ります。

  

方法は以下のとおりです。

  1. クッカーの汚れが浸かる位の水を入れる
  2. 水にお酢(又はクエン酸)を加える。分量は水1Lに対し大さじ5杯(75cc)程度
  3. クッカーを10分程度加熱して、煮沸させる(空だきしないように注意)
  4. 煮沸したお湯を捨てる
  5. スポンジで汚れの部分をこすってキレイに落とす

 

以上です。簡単なので、ぜひ試してみてください。

 

外側が焦げた、すすが付いた

次に、焚火による直火で使用した時についたすす、焦げを落とす方法になります。基本的には内側の汚れを取るのと同じ手順になります。

 

方法は以下のとおりです。

  1. 大きめの鍋を用意し、鍋の中にクッカーを入れる
  2. クッカーの汚れの部分がきちんと浸かる水位まで水を入れる
  3. お酢(クエン酸)を加える。分量は水1Lに対し大さじ5杯(75cc)程度
  4. 鍋を15~20分程度加熱して、煮沸させる(汚れ部分が浸かるように水位に注意)
  5. 煮沸したお湯を捨てる
  6. スポンジで汚れの部分をこすってキレイに落とす

 

以上になります。

 

汚れを取った後のクッカーのメンテナンス

汚れを取った後のクッカーのメンテナンス

 

汚れを取ったあとは、クッカーのシーズニングを行って、汚れにくくしましょう。

 

アルミ製クッカーは、シーズニングで表面に酸化被膜のコーティングをすることで、黒ずみを予防することができます。

 

方法は簡単で、お米のとぎ汁にクッカーを入れて、15分位煮沸し、煮込むだけです。

こうすることでクッカーの表面に酸化被膜がコーティングされ、汚れが付着しにくくなります。簡単な作業でキレイに使い続けることができるので、必ずこの工程を行うようにしましょう。

   

【まとめ】アルミクッカーを丁寧に長く使おう!

                 

 

今回の記事では、アルミ製クッカーのすす、黒ずみ、焦げをキレイにする方法と、その後のメンテナンスについて紹介しました。

 

アルミ製クッカーは軽く、熱伝導性も高いので非常に重宝するクッカーですが、一方で、汚れなどに弱い部分もあるので、きちんとしたメンテナンスも必要になります。

 

アルミ製クッカーのメスティンはアウトドアだけでなく、日頃のランチボックスとして使えたり、スノーピークのトレックなども愛用者が多く、非常に人気のあるクッカーなので、是非とも使っていきたいクッカーです。

   

アルミ製クッカーの汚れを取る時は酸性のお酢やクエン酸などを使うとともに、お米のとぎ汁でシーズニングも行い、長く便利に使うようにしましょう。

  

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本日の記事は以上になります。最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。

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