先日、中学校の友達と久しぶりにご飯を食べて、その後ドライブをしました。
自分が助手席に乗っていると、友人が市民農園について話をし始めました。今年の4月くらいに市民農園を借りてみたいとLINEで連絡があったのを思い出しました。
そういえば、前LINEで聞いたけど、その後市民農園借りたぞ。子どもとやっていようと思って。
そういえば、4月くらいに市民農園の借り方をLINEで聞いてきたな。結局借りたのか。
借りたけど結局一回も行ってないけど。
??
どうやら、友人は市民農園を借りたものの、借りて満足しただけで一度も行っていないとのこと。なぜ借りたのか。
しかも、農地の持ち主が見かねて、サツマイモの苗を好意で植えてくれたとのこと。はた迷惑な奴です。
草が生えすぎてると周りの農作物にも虫が飛んでるかもしれないし、様子を見に行ってみよう。
今更1人じゃ行けないからこの機会に行くわ。でも道もうろ覚えだわ。
借りている市民農園を見に行くと、自分の家から車で3分の距離というメチャクチャ近い距離でした。でも、借主の友人が市民農園の土地の場所が分からなくなって道に迷うってどういうことや。
まぁ、草は生えているが、それほど生えすぎてはいない。土地の持ち主がサツマイモの苗を植える時にマルチを敷いてくれたから草の生育も抑えられたみたいです。
このサツマイモもう掘れるかな
まだ早いんじゃないの(この時は9月上旬)
土地余ってるから使ってもいいよ。あとサツマイモ多いから半分は収穫してもいいよ。あと、収穫が終わったら、3月までは土地が使えるから好きに使ってくれ。
じゃあ有り難く収穫と使わせてもらうわ。
そういうことで、思いがけず、近い場所に市民農園を借りることができることになりました。以前、市民農園の記事を書きましたが、こんな形で借りることになるとは(借りてるのは友人だけど)。
過去記事:市民農園で野菜作りを始めよう!
貸し農園で農業をオシャレにチャレンジ!
野菜を植える前に土づくりをしよう!
市民農園を借りたといってもいきなり、野菜を育てることができるわけではありません(友人は何もしてないけど、サツマイモはもともと作物として、強いのです)。
まずは土づくりを行いましょう。
土づくりとは簡単にいうと、堆肥を使って、土壌改良をし、野菜を作りやすくすることをいいます。まず堆肥とは何かから説明しようと思います。
堆肥と肥料は何が違う?
植物を育てやすくするために、土の性質を変えるはたらきを持つ資材を「土壌改良材」といいます。
その土壌改良材の中で、代表的なものが「堆肥」です。
堆肥と肥料の違いとして、
- 肥料は、植物に栄養を与えることが目的
- 堆肥は、土の通気性や保水性を改善することが目的
堆肥を使うと、保水力が高まって植物が水分を吸収しやすくなると同時に、土中に適度なすき間もできて排水性が高まり、また、通気性も向上します。
このように、堆肥を使うことで土が栽培に適した状態になります。堆肥にはさまざな種類があり、原料によってそれぞれ特徴が違いがあり、目的に合わせて使用することが重要です。
堆肥の種類
動物性と植物性に大きく分けられ、原料によって含まれる成分が少しずつ違います。
動物性堆肥
肥料分が多く、窒素・リン酸・カリウムの三要素を豊富に含んでいます。
- 牛ふん堆肥
- 鶏ふん堆肥
- 豚ふん堆肥
植物性堆肥
肥料分は少ないですが、土がフカフカになり水もち・肥料もちが良くなります。
- 落ち葉堆肥
- バーク堆肥
- わら堆肥
- もみ殻堆肥
堆肥は家庭用の生ごみ処理機(コンポスター)を使っても作ることができます。生ごみの処理ができ、また、シンクの臭い防止、ごみの処理にも役立つのでおススメです。
特に自分のように魚を捌くことが好きな人は、生臭さを発生するゴミの処理にも使えて非常におススメです。
動物性堆肥の種類
土壌改良剤と肥料としての2つの役割を持たせるのであれば、植物性堆肥よりも動物性堆肥がおススメです。
動物性堆肥を主に使いながら、土壌改良剤として植物性堆肥で保管する使い方をしましょう。
それでは、動物性堆肥の種類と違いについて紹介します。
- 牛ふん堆肥・・・栄養素はあまり高くなく、土壌改良材として効果が高い。臭いも少ない。
- 鶏ふん堆肥・・・栄養素が高いが少し臭う。肥料成分が強すぎるので、与えすぎに注意。
- 豚ふん堆肥・・・牛ふんと鶏ふん堆肥の中間。値段が少し高いので牛ふんと併用すると○。
牛ふん堆肥 | 鶏ふん堆肥 | 豚ふん堆肥 | |
土壌改良効果 | ★★★(高い) | ★(低い) | ★★(普通) |
肥料成分 | ★(低い) | ★★★(高い) | ★★(普通) |
値段 | ★★(普通~安い) | ★(安い) | ★★★(高い) |
栄養素的には、鶏ふん堆肥が高いですが、少し成分が強いので与えすぎると農産物が枯れてしまうことがあります。
牛ふん堆肥が土壌改良剤として優れているので、牛ふん堆肥+鶏ふん堆肥 or 豚ふん堆肥で合わせると使いやすいです。
自分の場合も牛ふん堆肥と鶏ふん堆肥を合わせて使っています。
堆肥の使い方
基本的に土に混ぜ込んで使います。植え付けの数週間前に土の上層と下層を入れ替えるようによく耕して混ぜましょう。
ただし、堆肥の場合は「完熟しているかどうか」が問題です。堆肥が熟していく過程では、微生物の働きによって窒素や酵素が奪われ「熱」が発生します。
未熟な堆肥を土に混ぜると、熱によって逆に作物を傷めてしまいかねません。堆肥は完熟したものを選ぶか、混ぜ込まずに土の上に乗せると良いでしょう。
土の上に堆肥を乗せる方法は森で動物の糞によって土がフカフカになる原理と同じなので、自然なサイクルで育てることができます。
また、土に堆肥を被せることで保温効果も望めるため、冬の土の凍結防止などにも有用ですよ!
まとめ:野菜を育てるには堆肥を使って土づくりを!
今回の記事では、家庭菜園や市民農園で野菜を作る時に前もって堆肥で土づくりをすることについて紹介しました。
堆肥を使った土づくりは、プランター菜園でも同様に重要になります。自分もプランターでミニトマトなどを栽培する時は牛ふん堆肥などを土に混ぜ込んで土づくりをするようにしています。
堆肥は、動物性と植物性によっても異なり、さらに動物性の中でも牛ふん、鶏ふん、豚ふんと成分や効果が異なってきます。上手に合わせて使って、きちんとした土づくりをするようにしましょう。
自分もこれから市民農園で家庭菜園を始めることになったので、土づくりからきちんと行い、美味しい野菜の栽培をしてみようと思います。
本日の記事は以上になります。最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました。
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