こんにちは、アウトドア大好きブロガーのユウタ(@yu_taok1)です。
自分で育てた野菜を収穫する喜びは、格別です。

でも、野菜って育てるのに時間がかかるんじゃないかな?
そんな風に思っていませんか?
実は、カブは種まきからわずか40〜60日ほどで収穫できる、家庭菜園初心者の方にぴったりの野菜なんです。小さくても、大きくても美味しく、サラダや煮物、漬物など、幅広い料理に使える万能さも魅力です。
この記事では、家庭菜園初心者の方でも失敗しないよう、カブの育て方をゼロから丁寧に解説します。
土作りのポイントから、種まき、水やり、収穫後の保存方法、さらにはおすすめの品種まで、これさえ読めばあなたもプロ並みのカブを育てられるようになるはずです。
一緒に、自分で育てた新鮮なカブを食卓に並べる喜びを体験しましょう!
筆記者ユウタの家庭菜園プロフィール
・小さい頃は家の近くに畑を借りて家庭菜園を行っており、自分も手伝っていた
・母の実家は山梨県の野菜農家(姉の旦那の実家は九州のキュウリ農家)
・大学は農学部。大学卒業後はプランターで野菜作りを始める
・7年前に市民農園を借りて野菜作りを始める
・現在は引っ越したため、近くの農家の方に畑を借りて野菜栽培中(2か所、計200㎡程)

キャンプや釣りなどのアウトドア全般が好きです!
野菜は20品種以上の栽培経験があり、仕事の経験から果樹の知識もあります。
\手軽に場所を借りて家庭菜園を始めるにはシェア畑/

カブ栽培が初心者におすすめな3つの理由

カブは一年を通して栽培できるため、家庭菜園に最適な野菜です。特に初心者の方におすすめする理由は以下の3つです。
- 生育が早い
種まきからわずか40〜60日で収穫できます。自分で育てた野菜を早く味わいたい方にはぴったりです。 - 病気に強く育てやすい
アブラナ科の野菜ですが、比較的病気に強く、手間がかかりません。 - 葉も根も食べられる
栄養豊富な葉も、甘くてみずみずしい根も、どちらも美味しく食べられます。
植え付けの準備をしよう(場所・土作り)

カブを育てるには、まず良い土を用意することが大切です。土作りは、栽培成功の最も重要な鍵となります。
植え付け場所の選び方

カブは日当たりを好みます。庭の畑でも、ベランダのプランターでも構いませんが、1日4〜5時間以上、日が当たる場所を選びましょう。日照不足は、根の肥大が悪くなる原因になります。
プランターで育てる場合

プランター栽培では、深さ20cm以上のものを用意しましょう。カブは根が丸く肥大するため、ある程度の深さが必要です。通気性と排水性を確保するために、鉢底石を敷くことをおすすめします。
選び方のポイント:
- 深さ:最低でも20cm以上ある深型タイプを選びましょう。土の量が少ないと、根が十分に成長できません。
- サイズ:幅60cmの一般的なプランターであれば、小カブを約10〜15株育てることができます。
必要な道具と土の量
- 深型プランター(幅60cm、深さ20cm)
- 野菜用培養土:約15〜20L
- 鉢底石:適量(通気性と排水性を確保するため)
- 肥料:元肥入りの培養土を使う場合は不要です。追肥用に化成肥料を用意しておきましょう。
土作りの方法
カブは酸性の土を嫌うため、pH6.0〜6.5の弱酸性〜中性に調整することが重要です。このpHバランスが、カブが元気に育つための理想的な環境となります。
- 苦土石灰をまく
種をまく2週間前に、土1㎡あたり苦土石灰を100g(コップ1杯程度)まいてよく耕します。これで土壌の酸度を調整し、pHを適切な範囲にします。
- 堆肥と肥料をまく
種をまく1週間前に、堆肥2kgと化成肥料100gをまいて土と混ぜ合わせます。市販の「野菜用培養土」を使えば、最初から栄養分が含まれているので、より手軽に始められます。
種をまこう!【季節ごとのポイント】

土の準備ができたら、いよいよ種まきです。カブの種は比較的まきやすいですが、発芽率を上げるためのコツがあります。
種まきから収穫までの栽培期間は、約40〜60日です。
カブの品種をサイズ別に紹介

カブには、小カブから大カブまで様々な品種があります。作りたい料理や栽培スペースに合わせて選びましょう。
小型カブ(小カブ)
直径5〜8cmで収穫できる、栽培期間が短い初心者向けの品種です。
プランター栽培にも適しています。
- 金町小蕪(かねまちこかぶ)
東京の伝統野菜。甘みが強く、育てやすいので初心者におすすめです。播種時期:3〜5月、8〜10月 - 白馬(はくば)
生育が早く、肌が白くて美しい品種です。播種時期:3〜5月、8〜10月 - スワン
病気に強く、揃いが良い品種。甘みがあり、食味が良いのが特徴です。播種時期:3〜6月、8〜10月
栽培期間によってサイズを選べる品種
この品種は、栽培する時期や期間を調整することで、小カブから中カブ、さらには大型カブまで収穫できる万能なカブです。
食べたいサイズで収穫ができるのでおすすめの品種です。
- 耐病ひかり(たいびょうひかり)
病気に強く、栽培が容易な万能種。収穫時期を変えることで、小カブから中大カブまで好みの大きさで収穫できます。肉質が良く、ス入りや根割れの心配も少ないのが特徴です。播種時期:7月下旬〜10月下旬(中間地)
中型カブ(中カブ)
直径10〜15cmほどに育つ、甘みとみずみずしさが特徴の品種です。
- 葉までまるごとおいしい小中カブ
肉質が緻密で柔らかく、煮崩れしにくいため煮物やシチューにも適しています。葉まで美味しく食べることができ、病気や暑さに比較的強く、育てやすいので初心者にもおすすめです。播種時期:秋まき(9〜10月)
大型カブ(大カブ)
直径20cm以上に育つ、迫力のある品種です。
十分なスペースが必要ですが、栽培の醍醐味を味わえます。
- 聖護院カブ(しょうごいんかぶ)
京都の伝統野菜で、日本最大級のカブ。肉質が緻密で柔らかく、煮崩れしにくいのが特徴です。主に「千枚漬け」に使われます。播種時期:8月中旬〜9月下旬 - 天王寺蕪(てんのうじかぶ)
大阪の伝統野菜で、甘みが強く柔らかいのが特徴です。播種時期:9〜10月
種まきのコツ(すべての時期共通)

種まきのコツを紹介します。少しの作業をするだけで発芽率が劇的に上がるので、ぜひ参考にしてください。
- まき方
畑やプランターに深さ1cm程度の溝を掘り、種を1cm間隔で「すじまき」していきます。その後、土を薄くかぶせ、手のひらで軽く押さえます。 - 水やり
種まき後は、たっぷりと水をやります。水やりはジョウロで優しく行い、種が流れてしまわないように注意しましょう。 - 乾燥を防ぐ工夫
特に夏場や乾燥しやすい時期は、種をまいた後に新聞紙や不織布を土の上にかぶせておくと、水分の蒸発を防ぎ、発芽率を高めることができます。発芽したらすぐに取り除いてください。
発芽後の管理(間引き・追肥・病害虫対策)

種をまいてから約3〜5日で発芽します。ここからの管理が、大きく育てるための鍵となります。
間引きのタイミングと方法

カブの苗は、密集して生えると根が十分に肥大しません。定期的な間引きが必要です。
- 1回目の間引き(本葉1〜2枚)
元気のない芽や、密集している部分を抜き取り、株間を3cmにします。 - 2回目の間引き(本葉3〜4枚)
再び元気のない芽を抜き取り、最終的な株間を5〜8cmにします。
間引きした苗も、味噌汁の具やサラダにして食べられます。新鮮で美味しいですよ。


追肥のタイミングと方法
間引きが終わった後、株を大きく育てるために追肥を行います。
- 1回目の追肥
1回目の間引き後、株間に化成肥料を少量まきます。 - 2回目の追肥
2回目の間引き後、さらに化成肥料を少量まきます。
水やりのコツ

カブの水やりは、栽培の成否を分ける重要なポイントです。
- 種まき後〜発芽まで:土が乾かないように、毎日こまめに水をやります。
- 発芽後:土の表面が乾いたら、たっぷりと水をやります。
- 夏場:乾燥しやすいので、朝夕の涼しい時間帯に水やりをします。
病害虫対策

カブはアオムシ、アブラムシやコナガの幼虫がつくことがあります。
葉の裏をこまめにチェックし、見つけたらすぐに取り除きましょう。
被害が広がるようであれば、農薬を使わずに済む「木酢液」や「牛乳を薄めた液」などをスプレーするのも効果的です。
もっともおすすめなのは、防虫ネットをかけることです。
食べ頃になったら収穫しよう

いよいよ収穫です!自分で育てたカブは、お店で買うものとは一味違います。
収穫のタイミング
収穫のタイミングは、品種によって異なります。小カブなら種まきから約40〜60日後、根が直径5〜7cmになった頃が目安です。中カブや大カブは、それより長く栽培することで大きく育ちます。
収穫方法
根元をしっかりと持ち、真上にゆっくりと引き抜きます。途中で折れないように、慎重に行いましょう。
初心者の方が陥りがちな失敗と、その対策をご紹介します。あらかじめ知っておけば、焦らず対処できますよ。
よくある失敗と対策
- 根が大きくならない
原因:間引き不足、日照不足、または肥料不足が考えられます。
対策:適切なタイミングで間引きを行い、日当たりの良い場所を選び、追肥を忘れずに行いましょう。
- 根が割れてしまう
原因:水分不足、または急な多量の水やりが考えられます。
対策:土が極端に乾燥しないよう、こまめに水やりをします。
- 葉に虫食い穴が開く
原因:アブラムシやコナガといった害虫がついています。
対策:こまめに葉をチェックし、見つけたらすぐに手で取り除きます。
収穫したカブの保存方法

新鮮なうちに食べきれない場合は、正しく保存しましょう。
- 葉と根を切り分ける
葉を根元から切り離します。葉は、切り離さないと根の水分を吸い上げてしまい、根がしなびてしまいます。 - 水洗いして土を落とす
根と葉をそれぞれ丁寧に洗い流します。 - キッチンペーパーで包む 水気をよく拭き取り、乾燥を防ぐためにキッチンペーパーで包みます。
- 冷蔵庫で保存
葉と根を別々の保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
【まとめ】カブ栽培で食卓を豊かにしよう!

今回は、カブの育て方を、栽培のコツや失敗例を交えて詳しく解説しました。
カブ栽培の成功の鍵は、土作りと間引きです。この2つのポイントをしっかり押さえるだけで、ぐんと美味しく、大きなカブを育てることができます。
自分で育てた新鮮なカブの味は格別です。ぜひ、カブ栽培に挑戦して、日々の暮らしに小さな喜びを加えてみませんか?
この記事が、あなたの家庭菜園生活を始めるきっかけになれば嬉しいです。
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