こんにちは、アウトドア大好きブロガーのユウタ(@yu_taok1)です。

家庭菜園でオクラの収穫を長く楽しむための「主枝剪定(切り戻し)」完全ガイドです!
暑かった夏が終わり、朝晩が涼しくなってくると、夏の間にたくさん実をつけてくれたオクラも、少し元気がないように見えてくるのではないでしょうか。

「今年のオクラはもう終わりかな…」と諦めかけている方もいるかもしれません。
実は、ここで終わらせるのはもったいないんです!
オクラは適切なケアをすれば、秋にもう一度、たっぷりの収穫を楽しめるポテンシャルを秘めています。
その鍵を握るのが、「主枝剪定(切り戻し)」という作業です。
今回は、オクラの生命力を最大限に引き出すための剪定方法を、初心者の方でも失敗しないように、わかりやすく徹底解説します。
筆記者ユウタの家庭菜園プロフィール
・小さい頃は家の近くに畑を借りて家庭菜園を行っており、自分も手伝っていた
・母の実家は山梨県の野菜農家(姉の旦那の実家は九州のキュウリ農家)
・大学は農学部。大学卒業後はプランターで野菜作りを始める
・7年前に市民農園を借りて野菜作りを始める
・現在は引っ越したため、近くの農家の方に畑を借りて野菜栽培中(2か所、計200㎡程)

キャンプや釣りなどのアウトドア全般が好きです!
野菜は20品種以上の栽培経験があり、仕事の経験から果樹の知識もあります。
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なぜ9月以降の剪定が効果的なのか?

オクラは、茎がどんどん上に伸びていくにつれて、下葉が枯れ落ち、茎も徐々に固く木質化していきます。
夏の間、たくさんの実をつけた株は、体力も消耗し、実のつきが悪くなったり、固い実しかできなくなったりします。これは自然な老化現象です。

ここで主枝を思い切って切り戻すことで、株が持つエネルギーを「新しい芽を出すこと」に集中させることができます。
これにより、株が若返り、新しい枝から再び新鮮で柔らかいオクラを収穫できるようになるのです。
剪定のメリット

- 収穫量の回復・増加:勢いを失った株に活力を与え、再び実をつけさせます。
- 実の品質向上:固くなりがちな実が、柔らかく美味しいオクラになります。
- 収穫期間の延長:剪定を行わない場合に比べ、収穫を1ヶ月以上延長できることもあります。
オクラは上へ上へと実をつけますが、古くなると勢いが落ちます。
剪定のベストタイミングと剪定後の収穫時期の目安

オクラの主枝の剪定のベストタイミングと剪定することでいつまでオクラを収穫ができるのかの目安を紹介しようと思います。

オクラの主枝を剪定することで、長くおいしいオクラを収穫し続けることができますよ!
ただし、葉っぱの色が濃く、成長も続いている場合は剪定はしなくても大丈夫です。
剪定のベストタイミングは?

剪定のベストタイミングは、9月上旬から中旬です。ただし、次のサインを参考に、株の状態を見て判断しましょう。
- 収穫量が明らかに減ってきた。
- 実が固くて美味しくないものが増えてきた。
- 下葉が黄色く枯れてきた。
- 株の高さが1.5m以上になり、収穫が難しくなってきた。
- オクラの節間が短くなり、花が咲きにくくなってきた。
剪定によっていつまで収穫できる?
適切に剪定と追肥を行うと、新しい枝から再び実がつき始め、11月上旬頃まで収穫を続けることが可能です。
この時期のオクラは、気温が低くなることで成長がゆっくりになり、身がギュッと締まって味が濃く、夏のオクラとは一味違った美味しさを楽しめます。
ただし、霜が降りるようになると、オクラの生育は終わりますので、それまでが収穫の目安となります。
主枝剪定の具体的なやり方

それでは、いよいよ実践です。たった3つのステップで簡単にできます。
剪定する高さを決める
これが最も重要なポイントです。
株元から数えて、地面から50〜60cm程度の高さで切るのが一般的です。この高さには、新しい芽が出てくる「わき芽」の元となる葉の節が残っていることが多いです。
思い切ってカット!

清潔で切れ味のよいハサミを用意しましょう。
切る場所を決めたら、迷わずスパッと一気にカットします。切り口を斜めにすることで、雨水がたまりにくくなり、病気の原因になるのを防げます。
スパッと斜めにカットするのがコツです。
剪定に使う道具は?
オクラの主枝は太くて硬いので、剪定ばさみがベストですが、なければノコギリなどでもOKです。雑菌の侵入を防ぐため、なるべく作業前には刃をアルコールなどで消毒しておきましょう。
剪定後の追肥と水やり

剪定は株にとって大きなストレスです。切った直後には、株に新しいエネルギーを与え、回復を早めるためのケアが不可欠です。
- 追肥:株の周りに化成肥料や鶏糞を少量まきます。新しい枝を伸ばすために、リン酸やカリウムもバランスよく含んだ肥料がおすすめです。
- 水やり:たっぷりと水を与えます。剪定直後の乾燥は、株の回復を妨げます。
剪定後の成長と収穫の目安

剪定後、約2週間ほどで、切り口の下から新しいわき芽が勢いよく伸び始めます。この新しい枝が、秋の収穫を支えてくれます。
そして、剪定後、側枝の成長の勢いが強くなり、11月位まで再びオクラの収穫が始まります。
秋に収穫するオクラは、夏のオクラとはまた違った美味しさがあります。気温が落ち着いているため、じっくりと大きくなり、味が濃く、柔らかいのが特徴です。
新しい芽が伸び始め、再び花を咲かせます。
よくある質問と注意点

- Q剪定しすぎると枯れてしまう?
- A
オクラは生命力が強いので、心配しすぎる必要はありません。ただ、あまりにも下の方で切ると、残った節から芽が出ないこともあります。初めての方は、地面から50cm以上の高さで切るのが安全です。
- Qなぜ斜めに切るの?
- A
垂直に切ると、切り口に雨水がたまりやすくなり、そこから雑菌が侵入して病気になるリスクが高まります。斜めに切ることで、水が流れ落ちやすくなります。
- Q剪定した枝は捨てるの?
- A
剪定した枝は、細かく刻んで土に混ぜたり、堆肥にしたりして再利用できます。
【まとめ】剪定してオクラを長く収穫しよう

オクラの「主枝剪定」は、少し勇気がいるかもしれませんが、難しい作業ではありません。

重要なことは、思い切りだけです!
剪定作業をすることで、秋にもう一度、新鮮で美味しいオクラをたっぷりと収穫することができます。
夏のピークを越えたオクラが目の前にあるなら、ぜひこの「株の若返り術」を試してみてください。きっと、あなたの家庭菜園の成功体験が一つ増えるはずです。
さあ、秋のオクラシーズンをもう一度楽しみましょう!
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