先日、会社の上司、後輩と海釣りへ行ってきました。
雨風はあったけど、上司が釣りへ行く気満々なので強行釣行をすることに。
行く前からもう帰りたい
釣具屋へ行った時に上司が、夜になって海面にライトで明かりを照らすとハゼが寄ってきて、魚捕り網(虫捕り網みたいな取っ手があって魚をすくう形状の網)で捕まえられるというので、魚捕り網も買うことにしました。
聞いたことないけど、ハゼってライトの明かりに寄ってくるものなのか?上司はかなり適当なところがあるからな・・・。
※ 調べましたが確認できませんでした。
結果としては、そもそもハゼを捕まえるのに適した場所がなかったので、釣りだけで終わったんですが、帰る途中で車の中で思いました。
最近は投網にも興味がある自分ですが、魚捕り網で一気に捕まえることができるのかを試してみることに。さっそく後日、エサを購入して、近所の池に向かい、ブルーギルの一網打尽の挑戦をしてみました。
ブルーギルとはどんな魚なのか
ブルーギルは北アメリカ原産ですが、日本にも広く分布する特定外来生物(外来魚)です。
成魚の体長は多くの場合20cm前後で、日本では最大でも25cm程ですが、原産地の北アメリカでは40cmになる個体が確認されることがあります。
池、湖、流れの緩やかな川と幅広く生息し、汚濁のある水質でも生存することができます。
悪食でも有名で水生昆虫、甲殻類、小魚、魚卵、ミミズ等の他、エサが少なければ水草も食べます。大きくなると、なんとブラックバスの巣も襲い、親魚の隙をつき、卵や仔魚を捕食することもあります。
日本への移入は、1960年に当時の皇太子明仁親王(今上天皇)が外遊の際にアイオワ州グッテンバーグで捕獲されたミシシッピ川水系原産のブルーギル15尾をシカゴ市長から寄贈され、日本に持ち帰ったのが最初になります。
その後、水産庁淡水区水産研究所が食用研究対象として飼育しましたが、成長の遅さなどから養殖に適さないとされ、1966年に静岡県伊東市の一碧湖に放流されました。
そこから人の手などによって日本各地の池等に放流され、現在では全国に広まっています。
悪食、繁殖力の強さ等から在来魚種の生態系維持に影響が強く及ぼしており、存在について強く問題視されている種類の魚です。
湖に付くと、水面はブルーギルだらけ
以前から散歩で歩いている近所の湖ですが、コイと一緒に大量のブルーギルが水面に見えます。
コイが食べているエサのおこぼれを貰って成長しているようです。しかし、毎年のことながらすごい数のブルーギルです。
画像の小魚は全てブルーギルですが、この場所以外にもたくさんいます。
昔から長年コイにエサをあげながら集まってくるブルーギル達を見て、
エサで集めて網で一気にすくうことができるんじゃないか
と無意味に考えていたところに、魚捕り用の網を買った自分。長年の想いを実践するしかない。
実際に網でブルーギルを捕まえてみた!
早速ブルーギルを魚捕り網で捕まえてみることに。この日のために購入したマルキューのコイ釣り用の吸い込みエサを使います。
水中に魚とり網をセット
水中に魚捕り網をセットします。
魚捕り網の前にマルキューのコイ釣り用の吸い込みエサを撒いて、ブルーギルが集まて来たところを、網でガッとすくう単純な方法です。
魚捕り網をセットしたところ、ブルーギルは異変を感じたのか少し離れていきました。少し距離を取って様子を見ているようです。
エサでブルーギルをおびき寄せる
網の周りの遠くから徐々にエサを撒いてブルーギルの警戒心を解いていきます。数分続けているとブルーギルの警戒心も薄くなってきたのか網に近寄ってきます。
この少しずつ警戒心を解いて罠に入れる方法は、イノシシを檻で捕まえる時と同様です。
なぜいきなりイノシシの話をするのか?
実は自分は狩猟用のわな免許も持っているのです笑
狩猟やジビエに興味がある人は山賊ダイアリーという漫画がとても面白くておススメですよ!
ところで、ブルーギルですが、水中の網の中にエサを入れたところ、警戒心の薄れたブルーギルは網の中に入ってきました。
まだ我慢、もう少し引きつけます。
ブルーギルが寄ってきた!網を引け!!
ブルーギルの警戒心もだいぶ薄くなってきたようで、網の周りに近づいてエサを食べる様になりました。時間的には網を水中に入れてから5分位でしょうか。
そろそろいいでしょう。網を一気に動かしてブルーギルをすくいます。
うおりぁあああああ!!!
(網を引く)
網の動きに合わせて、水面のブルーギルが一気に散っていきます。
何匹捕まえることができたのか
網をすくったところ、脱兎のごとく散っていったブルーギル達。網にはあまり重みを感じないが、捕れた数は・・・・。
3匹!?思ったよりも少ないな・・・。
思ったよりも捕れませんでした。水面で網を動かすと、網が結構重くてその隙にブルーギル達が逃げてしまうようです。3匹では悔しいので、もう一度試してみます。
2回目ですが、ブルーギルは警戒しているのか1回目よりも距離を取って網の周りで様子をうかがっています。みんなあわせたように一定の距離を取って様子を窺っている姿は逆にすごいチームワークです。
それでも5分位続けていると少しずつですが警戒心が薄れてきました。
網の周りによって来たところで、もう一度勢いよく網をすくってみたところ・・・・
2匹!!警戒心も強くなってむしろ減った!
時間もあるし、警戒心も強くなってしまったのでこれでおしまいにしました。
【まとめ】ブルーギルを沢山捕まえるには、魚捕り網よりお魚キラー
長年の想いを実現してみましたが、思いのほか、ブルーギルを一網打尽にすることはできませんでした。
魚捕り網を水中で動かす時に思ったよりも重かったこと、ブルーギルの警戒心が強かったことが原因かなと思います。
これならば以前、30分間お魚キラーを湖に設置して、20匹捕まえた実績があるので、お魚キラーの方が効率的だと思います。
もしくは少し値段は高くなりますが、大型の釣った魚をキャッチするランディングネットを使って一網打尽にするかでしょうか。
ブルーギルの一網打尽はなかなか難しいことが分かりましたが、これに限らずに色々挑戦してみたいものです。
本日の記事は以上になります。最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。
コメント
ブルーギルが取れた際に使った餌を教えて欲しいです!
コメントありがとうございます。
記事にも書いてありますが、マルキューの鯉の吸い込みエサを使いました。一応パンでも寄ってきますけど、吸い込みエサの方が集魚効果がありますね。