こんにちは、アウトドア大好きブロガーのユウタ(@yu_taok1)です。

家庭菜園を始めてみたいけど、何から育てたらいいかわからない…
そんなあなたに、まず挑戦してほしいのがホウレンソウです。ホウレンソウは、1年間を通して病害虫が少なく育てやすく、さらに季節ごとに違った味わいを楽しめる魅力的な野菜です。
通年通して栽培できますが、特に春、秋、冬で美味しく栽培をすることができます。
この記事では、家庭菜園初心者の方でも失敗しないよう、ホウレンソウの育て方をゼロから丁寧に解説します。
土作りのポイントから、春・秋・冬それぞれの栽培方法、収穫後の保存方法、さらにはおすすめの品種まで、これさえ読めばあなたもプロ並みのホウレンソウを育てられるようになるはずです。
自分で育てた新鮮なホウレンソウを食卓に並べる喜びを体験してみませんか?
筆記者ユウタの家庭菜園プロフィール
・小さい頃は家の近くに畑を借りて家庭菜園を行っており、自分も手伝っていた
・母の実家は山梨県の野菜農家(姉の旦那の実家は九州のキュウリ農家)
・大学は農学部。大学卒業後はプランターで野菜作りを始める
・7年前に市民農園を借りて野菜作りを始める
・現在は引っ越したため、近くの農家の方に畑を借りて野菜栽培中(2か所、計200㎡程)

キャンプや釣りなどのアウトドア全般が好きです!
野菜は20品種以上の栽培経験があり、果樹の知識も多少あります。
なぜホウレンソウ栽培は初心者におすすめなの?

ホウレンソウは、季節を選ばず一年中栽培できる上、以下のような理由から家庭菜園に最適です。
- 病害虫の心配が少ない
特に秋から冬にかけては気温が低くなるため、ホウレンソウを食害するアブラムシやハモグリバエの活動が鈍くなります。 - 成長が早い
種まきからわずか40〜60日で収穫できます。自分で育てた野菜を早く味わいたい方にはぴったりです。 - 季節ごとの美味しさが楽しめる
春まきは柔らかく、秋まきは甘く、冬まきはさらに甘みが増すなど、季節によって味が変わるのが魅力です。
植え付けの準備をしよう(場所・土作り)

ホウレンソウを育てるには、まず良い土を用意することが大切です。
植え付け場所の選び方
ホウレンソウは日当たりを好みます。庭の畑でも、ベランダのプランターでも構いませんが、1日4〜5時間以上、日が当たる場所を選びましょう。
プランターで育てる場合
プランターは深さ20cm以上のものを用意しましょう。ホウレンソウの根は下に伸びるため、ある程度の深さが必要です。
土作りの方法
ホウレンソウは酸性の土を嫌います。まずは土をアルカリ性に調整することが重要です。
- 苦土石灰をまく
種をまく2週間前に、土1㎡あたり苦土石灰を100g(コップ1杯程度)まいてよく耕します。
- 堆肥と肥料をまく
種をまく1週間前に、堆肥2kgと化成肥料100gをまいて土と混ぜ合わせます。
種をまこう!【季節ごとのポイント】

土の準備ができたら、いよいよ種まきです。ホウレンソウの種は少し硬いので、発芽率を上げるためのコツがあります。
種まき時期とおすすめ品種
ホウレンソウは季節ごとに種まき時期が異なりますが、初心者には秋まきが最もおすすめです。
・秋まき(8月下旬〜10月上旬)
気温が安定し、病害虫も少ないため、最も育てやすい時期です。寒さに当たることで、ぐっと甘みが増すのが特徴です
おすすめ品種:「ソロモン」や「弁天丸」など、寒さに強く、葉が肉厚になる品種。子供も食べやすいサラダほうれん草も栽培可能です。
- 春まき(3月中旬〜5月上旬)
気温が上がると「とう立ち」しやすいので、とう立ちに強い品種を選びましょう。
おすすめ品種:「ミラージュ」や「パレード」など、高温に強く、じっくり育つ品種。
- 冬まき(11月上旬〜12月下旬)
低温でも育つ品種を選び、ビニールトンネルなどで保温してあげると成功率が高まります。
おすすめ品種:「強力オーライ」や「寒締めホウレンソウ」など、耐寒性が非常に高い品種。
種まきのコツ(すべての時期共通)

種まきのコツを紹介します。少しの作業をするだけで発芽率が劇的に上がるので、ぜひ参考にしてください。
- 一晩水につける
種をまく前日の夜、コップに水を入れて一晩浸しておきましょう。種が水分を吸収して発芽しやすくなります。 - まき方
畑やプランターに深さ1cm程度の溝を掘り、種を1cm間隔でまいていきます。その後、土を薄くかぶせ、手のひらで軽く押さえます。 - 水やり
種まき後は、たっぷりと水をやります。水やりはジョウロで優しく行い、種が流れてしまわないように注意しましょう。 - 不織布をかける 水やり後は不織布をかけておくようにしましょう。不織布をかけることで水の蒸発を防ぐことができ、発芽率が向上します。
発芽後の管理(間引き・追肥)

種をまいてから約1週間で発芽します。ここからの管理が、大きく育てるための鍵となります。
間引きのタイミングと方法

ホウレンソウの苗は、密集して生えると栄養を奪い合って育ちが悪くなります。定期的な間引きが必要です。
- 1回目の間引き(本葉1〜2枚)
元気のない芽や、密集している部分を抜き取り、株間を2〜3cmにします。 - 2回目の間引き(本葉3〜4枚)
再び元気のない芽を抜き取り、最終的な株間を5〜10cmにします。
間引きした苗も、味噌汁の具などに使えます。新鮮で美味しいですよ。

追肥のタイミングと方法
間引きが終わった後、株を大きく育てるために追肥を行います。
- 1回目の追肥
1回目の間引き後、株間に化成肥料を少量まきます。 - 2回目の追肥
2回目の間引き後、さらに化成肥料を少量まきます。
食べ頃になったら収穫しよう

いよいよ収穫です!自分で育てたホウレンソウは、お店で買うものとは一味違います。
収穫のタイミング
種まきから約40〜60日後、草丈が20cm以上になったら収穫の目安です。
収穫方法
外側の葉から順に摘み取る「摘み取り収穫」と、根元から引き抜く「根ごと収穫」の2つの方法があります。
- 摘み取り収穫
外側の葉を3〜4枚残して、内側の葉を摘み取ります。こうすることで、内側から新しい葉が出てきて、長期間収穫を楽しめます。
- 根ごと収穫
根元から引き抜けば、一度にたくさん収穫できます。寒さが厳しくなる前に、まとめて収穫したい時におすすめです。
収穫したホウレンソウの保存方法

新鮮なうちに食べきれない場合は、正しく保存しましょう。
- 水洗いして土を落とす
根元についた土を丁寧に洗い流します。 - キッチンペーパーで包む
水気をよく拭き取り、乾燥を防ぐためにキッチンペーパーで包みます。 - 保存袋に入れて冷蔵庫へ
キッチンペーパーで包んだホウレンソウを保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。
【まとめ】一年を通してホウレンソウ栽培を楽しもう!

今回は、ホウレンソウの育て方を、季節ごとのポイントやおすすめの品種を交えて詳しく解説しました。
ホウレンソウ栽培の成功の鍵は、土作りと間引きです。この2つのポイントをしっかり押さえるだけで、ぐんと美味しく、大きなホウレンソウを育てることができます。
自分で育てた新鮮なホウレンソウの味は格別です。ぜひ、季節ごとの栽培に挑戦して、日々の暮らしに小さな喜びを加えてみませんか?
この記事が、あなたの家庭菜園生活を始めるきっかけになれば嬉しいです。
家庭菜園を始めるなら「シェア畑」もおススメ

家庭菜園を始めたいけど栽培する場所がない、作り方が分からないという方向けに、アドバイサー付きで初心者にもおすすめのレンタル畑サービスの「シェア畑」について紹介しようと思います。


シェア畑とは、関東、関西、九州など全国130以上の場所にある、株式会社アグリメディアが運営するサポート付きレンタル農園です。
使われていない農地・遊休地を活用して、誰でも気軽に農業に触れられるレンタル農園として再生していて、今まで76,000人以上の利用者数を誇る人気のサービスです。
また、シェア畑には農業アドバイザーのサポートが付いているので、初心者でも気軽に野菜作りが楽しめます。
さらに必要な道具もすべてシェア畑にそろっており、週に1回ほどのペースで自由に通えます。
★シェア畑がおすすめな人
- 家庭菜園を始めたいけど経験がない人
- 野菜作りの道具を持っていない、使い方が分からない人
- 野菜の作り方について、アドバイスが欲しい人
- 畑で栽培したいけど、場所がない人

シェア畑は家庭菜園が初めての人におススメです。「家庭菜園教室」に通う感じで、アドバイサー付きで道具も全て借りることができます。

シェア畑は野菜栽培のYouTubeに動画をたくさんアップしてくれているので自分も視聴しています。
分かりやすいので、気になる方はチェックしてみてください。
ウェブで説明会も可能なので気軽に参加できますし、現地の様子も無料で実際に見せてくれます。興味がある方はまずは見学し、始めるか検討してみてはいかがでしょうか?
\見学無料!近くのシェア畑を探してみよう/

コメント