こんにちは、アウトドア大好きブロガーのユウタ(@yu_taok1)です。
今回は家庭菜園で活躍する、不織布について紹介しようと思います。
不織布は発芽からトンネル栽培までマルチに使えるアイテムです。
不織布なのにマルチ(マルチング)・・・。
マルチングに関する記事はこちら👇マルチもとても便利な農業アイテムです。
不織布もかなり使えるアイテムで、自分も家庭菜園でフル活用しているので記事で紹介しますよ。
不織布の良いところ、悪いところ
不織布の良いところ、悪いところは次のとおりです。
不織布は破れやすいですが、破れた場所はガムテープで補修できますし、何度も使いまわすことができるます。
また、値段も安いのでかなりコスパが良い農業資材です。
不織布の使い方に関する動画
不織布の使い方については、シェア畑の動画でも紹介されていますね。
不織布を家庭菜園で使う場面
家庭菜園で不織布を使う場面について詳しく紹介します。
播種後の発芽にベタ掛けする
播種後、発芽させるには土が乾燥していないこと、一定の気温であることが必要です。
特に乾燥しないために、播種後は定期的な水やりが必要となり、水やりをかかすと播種が上手くいかないことがあります。
そこで、播種後に水をまいたら、不織布を直接被せる「べたがけ」を行いましょう。
写真のようなのがべたがけになります。べたがけすると、土からの水分の蒸発を防ぐことができるため、水やりをやらなくても大丈夫になります。
野菜の種の播種はだいたい9~6月頃で真夏を避けることが多いので、最初の水やり+べたがけで1週間程は水やりを防ぐことができます。
1週間程あれば、発芽するので播種後の水やりのみで大丈夫ですよ。
6月頃晴天が続いて、乾燥しそうな場合は、べたがけ後3日位で水やりをすればOKです。
春秋の防虫対策に被覆・トンネル栽培
不織布は、病害虫や鳥のからの防除にも有効です。不織布はきめがかなり細かい(防虫・防鳥ネットよりも細かい)のでほぼ全ての防除に有効です。
ただし、防除として使う時は虫などが侵入するすき間を作らないよう、被せることが必要です。
参考に、病害虫が侵入できない隙間は👇のとおりです。
虫類 | 隙間 |
オオタバコガ、ハイマダラノメイガ、モンシロチョウ、ヨトウガ類 | 2~4mm以下 |
コナガ、アオムシ、カブラハバチ、ヨトウムシ類 | 1.0mm以下 |
アブラムシ類 | 0.8mm以下 |
ハモグリバエ類、キスジノミハムシ | 0.6mm以下 |
コナジラミ類、アザミウマ類 | 0.4mm以下 |
冬場の防寒・霜対策にトンネル栽培
不織布は保温効果が高いので、トンネル資材としても使えます。さらに光、水もとおすので、暖めながらもしっかりと野菜を成長させることができます。
野菜の上に直接被せるか、ポール資材・支柱を使ってトンネルにします。
11月以降になると気温がぐっと下がりますし、12月以降になると霜も降り始めるため、被服資材の効果がかなり高くなります。
防寒・霜対策に不織布を使えば、しっかりと野菜を栽培することが可能です。
ただし、不織布は軽く、風でバタつく可能性が高いので、しっかりとポールなどに固定して張り、風でバタつかないようにしましょう。
不織布の張り方・ポイント
それでは、不織布の使い方について紹介しようと思います。
べたがけの場合
不織布は畝の幅×2倍程度の幅を用意するようにしましょう。幅が無駄なように思えるかもしれませんが、トンネルにも使えますし、短いと隙間ができて虫が侵入する可能性もあるので、なるべく長めのものを用意します。
不織布を固定する時は、マルチ押さえよりもUピン杭の方が使いやすくて便利です。
マルチ押さえだと、刺す部分が少し太く不織布が汚れたり破れたりします。また、地面に不織布を固定する時もUピン杭の方がしっかりと固定することができます。
不織布を被せる時は播種した土の上に、不織布をたるまないようにピンと張った状態で1.5~2m間隔でUピン杭で固定するようにします。
Uピンで固定する時は、ゴムハンマーがあると便利です。
たるんだ箇所があると、風でバタついてとんでしまったり、位置がズレてしまうことがあるのできちんと張るようにしましょう。
トンネルの場合
べたがけ同様、不織布は畝の幅×2倍程度の幅を用意するようにしましょう。
トンネルの場合も、べたがけと同じように不織布をピンと張った状態で作るようにします。
たるんでいると風でバタついたり、隙間から虫が入ってしまうことがあります。
トンネルをつくる時は、支柱でも良いですが、グラスファイバーポールだと、自由にしなり、畝の幅に合わせたトンネルを作ることができるので、汎用性が高くて便利です。
トンネル支柱をつくる時は、ポール支柱を立てる場所がずれるとトンネルがクネクネして、不織布がピンと張れない原因にもなります。
自分はメジャーを伸ばして、直線に沿ってポールを立てるようにしています。メジャーは長さを図るだけでなく、真っ直ぐ沿って支柱を立てたりするときに便利です。
また、不織布を固定する時は、Uピン杭を使いながら、部分的に不織布をポールにダブルクリップやトンネルパッカーで固定すると、よりしっかりと張ることができます。
トンネルパッカーは支柱に合った径のものを選ぶようにする必要があります。ダブルクリップは径の太さに関係なく使うことができます。
【まとめ】不織布を使って上手に野菜を栽培しよう
今回は、家庭菜園での不織布の利用について書かせていただきました。
不織布は防虫・防鳥対策のほか、防寒・霜対策としても使える便利な家庭菜園のアイテムです。
また、不織布はトンネルとしても使えますが、播種時にべたがけを行うことで、少ない手間で発芽率を上げることができ、とても便利です。
作業の手間を減らして、品質の良い野菜を栽培したい方は、家庭菜園で不織布を使ってみてください。
本日の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。
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