こんにちは、アウトドア大好きブロガーのユウタ(@yu_taok1)です。
今回は、カブトムシ、クワガタをトラップで捕獲する方法について記事にしようと思います。
昔は外国のクワガタやオオクワガタのブリードもしていましたが、今回は捕獲の記事です。
購入するのとは、また違った楽しみがあります。
子どもと一緒に楽しむことができるのもいいですね。
夏は外に出て、カブトムシ、クワガタをトラップで捕まえ、飼育してみてはいかがでしょうか。
捕獲できる時期は?
地域にもよりますが、だいたい6月~9月下旬頃がカブトムシ、クワガタの活動する期間になります。
その中でも6月下旬~8月頃が最も多く見つけることができる時期になります。
早い時期は小型の個体が多く、8月頃に大型の個体が出てきます。
また、捕獲に適した時間帯は、カブトムシ、クワガタは夜行性のため日が暮れてから明け方まで(夜の8時ごろ~早朝5時ごろまで)が捕獲に適した時間になります。
捕獲できる場所は?
あまり高さのない平地の雑木林で、近くに小川などの水が流れているようなところで多く見つけることができます。
その雑木林の中でも、クワガタが好む代表的な木があります。
- クヌギ
- コナラ
- ヤナギ
この3種類をクワガタは特に好みますが、いずれも落葉広葉樹です。これらの木々の樹液が出ているところにクワガタのみならず、たくさんの昆虫が集まってきます。
マツやスギ、ヒノキなどの針葉樹は防虫や殺菌といった効果があるので、昆虫採集には不向きです。
また、クワガタはカブトムシよりも飛翔性が高く、夜間は明かりに向かって飛んでいきます。自動販売機の明かりや、道路や駐車場の街灯などにも寄ってくることがあります。
山や森の近くの公園やパーキングエリアの街灯などでも意外と発見できるかもしれません。
代表的なトラップ3選
カブトムシ、クワガタを捕獲するのに代表的なトラップを3つ紹介します。
代表的なトラップは、
一番仕掛けを作りやすいのが、バナナトラップ、次にペットボトルトラップ、最後に場所と道具があれば挑戦してみたいのが光トラップになります。
作る手間、仕掛けと回収のしやすさ、捕獲のしやすさなどを考慮すると、おススメの順は、
ペットボトルトラップ > バナナトラップ > 光トラップ
になります。
バナナトラップとは
カブトムシ、クワガタのトラップと聞いて多くの人が思い浮かべるのが、バナナを使ったトラップではないでしょうか。
バナナはどこでも安価で手に入り、糖分も十分にあるので、他のフルーツよりもトラップの材料として好まれています。
カブトムシ、クワガタは甘い香りを好む昆虫で、大好きな樹液は、木の幹からにじみ出た糖分が発酵した物質です。
発酵するとアルコールが発生し、お酒の匂いにも寄ってくるため、バナナトラップは、定番かつ効果の高いトラップといえます。
トラップを作るのに準備するもの
バナナトラップで準備するものは、以下の通りです。
バナナトラップのポイントは、バナナを発酵させることです。
他の材料は、バナナの発酵を促進させるためのものなので、必ずこれでないといけないということはありません。
例えば、焼酎は日本酒・ワイン・ビールでも代用できます。ジュースはカルピスなどでもOKです。
ストッキングやタオルはトラップの入れ物として使いますが、木に直接塗る方法もあるので、必須ではありません。
トラップの作り方
バナナトラップを作る手順は、以下の通りです。
バナナは皮付きのままで問題ありませんが、つぶしやすいようざく切りしておくと良いです。
発酵させるため密閉できる袋を用意しましょう。発酵が進むとガスによって袋がパンパンになるため、様子を見ながら空気を抜く必要があります。
発酵が終わったら完成です。ビンなどの容器に入れておくと保管がしやすいと思います。
■参考になる動画です(ペットボトルトラップについても触れられています)
ペットボトルトラップとは
ペットボトルトラップはバナナトラップと合わせて使います。
1.5~2Lのペットボトルを使い、ペットボトルの上部を切って逆さにはめることで、一度入ったら出られないトラップになります。
ペットボトルの内部にバナナトラップを仕掛け、カブトムシ、クワガタが寄ってきて中に入れば捕獲成功です。
また、中に仕掛けるエサを変えることで、色々な昆虫採集にも使えます。
仕掛ける時とトラップの回収が簡単になるので、道具と時間がある人は、バナナトラップにひと手間加えて、作ってみると良いと思います。
トラップを作るのに準備するもの
ペットボトルトラップを作るときは、以下のものを準備しましょう。
ペットボトルトラップは、中にバナナトラップを入れるため、バナナトラップと同じ材料に加えてペットボトルを用意します。
ペットボトルのサイズは作業のしやすさ、捕獲のしやすさから容量は2Lがおすすめですが、なければ500mLでも大丈夫です。
トラップの作り方
ペットボトルトラップの作り方は、以下の通りです。
ペットボトルの上部1/3をはめたときに入り口が深くなるようなら、ちょうどよい深さになるようカットしましょう。
本体にいくつか穴を開け、蜜の匂いが漂いやすくすると、効果が高まります。
■参考になる動画です
光トラップとは
光のあるところに集まる虫の習性を利用したのが、光トラップです。
白い布に光を当て、カブトムシ、クワガタなどの虫が寄ってくるのを待つタイプのトラップになります。
光があればよいので、道具を持っていなくても、外灯や自動販売機の下などを探して回る方法もあります。
トラップを作るのに準備するもの
光トラップを作る際に準備するものは、以下の通りです。
光源については、紫外線を発するものでないと効果がありません。カブトムシなどは光そのもの(可視光線)ではなく、紫外線に反応して寄ってくるためです。
一般的なLEDには紫外線が含まれないため、注意が必要です。光トラップを作る場合は、水銀灯や白熱蛍光灯、紫外線を発するLEDなどを用意しましょう。
トラップの作り方
光トラップの作り方は簡単です。物干しざおなどの棒にシーツを張り、そこに光を当てるだけです。より効果を高めるには、天候の条件を気にするとよいでしょう。
風が強い日や月明かりが強い日は、あまり効果を発揮しません。光トラップが光源として目立ちやすく、シーツに寄ってきたカブトムシ、クワガタが飛ばされない環境で仕掛けると、より効果がアップします。
■参考になる動画です
トラップの仕掛け方と回収方法
トラップが完成したら、いよいよ仕掛けていきましょう。各トラップを仕掛ける場所と時間帯のコツ、回収方法を解説します。
トラップを仕掛ける場所
バナナトラップを仕掛ける際は、ストッキングや排水口ネットなどに蜜を入れ、クヌギやコナラの木にくくり付けます。
入れ物を使わない場合は、手や刷毛を使って、木に直接塗ってもOKです。
ペットボトルトラップも同様に、目当ての木にくくり付けるだけです。
光トラップは、森の中では光が遮られたり、せっかく寄ってきても周りの木に留まったりする可能性があるため、周囲が開けた場所に仕掛けるとよいです。
トラップの仕掛ける時間帯と回収方法
トラップを仕掛ける時間帯は、夜間に取る場合は昼過ぎ、明け方に取る場合は寝る前に仕掛けるのがおすすめです。
カブトムシやクワガタは夜行性なので、夕方から明け方にかけて活発に活動します。
仕掛けてから5時間~半日後に様子を見て、無事に捕獲出来たら撤収しましょう。
バナナトラップを使う場合、あまり長時間にわたり仕掛けると、スズメバチが寄ってくる可能性があるので注意が必要です。
自然を汚さないためにも、ペットボトルトラップなどは必ず回収するようにしましょう。
【まとめ】トラップを仕掛けて、カブトムシやクワガタを捕獲しよう
今回は、カブトムシ、クワガタを捕獲するためのトラップについて紹介しました。
トラップをなしに捕獲に出かけると、樹液が出ている木をうまく見つけることができるかなど、結構運の要素が強くなります。
トラップを作り仕掛けることで、カブトムシ、クワガタを捕獲できる可能性がぐんっと上がるので、必ず仕掛けるようにしましょう。
夏休みも折り返し地点になりましたので、夏の思い出にカブトムシ、クワガタの採取に出かけてはいかがでしょうか。
本日の記事は以上になります。最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。
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