市民農園を使った家庭菜園を始めて、早くも1年が経過しようとしています。
始めは友達が半年間放置した市民農園の草だらけの区画の草を抜いて、耕して、見よう見まねで畝を作り、プランター菜園の延長で播種や苗の植え付けを開始。
既に植わっていたサツマイモの収穫をしながら、収穫後の場所を耕しながら新たな畝を作る・・・。
とにかくほったらかしの土地から始めたから、9月でメチャクチャ暑くて疲れましたよ。
ジャガイモ、大根、小松菜、ほうれん草、春菊、カブ、スナップエンドウを植え、4月になって新しい区画を借りてからは、新しくミニトマト、つるありインゲン、きゅうり、なす、オクラ、里芋、モロヘイヤ、にんじん、スイカ、バジル・・・、と栽培を楽しんでいます。
なんとなく、少しずつ色々なことが分かってきて前進してる感じです
家庭菜園では、土づくりや連作障害、播種後の芽出しのコツなど、色々なポイントがありますが、その中の1つでしっかり対応が必要なことに「害虫対策」があります。
少し気を抜くと、一瞬で虫が増えて、野菜が穴だらけになってしまいます。
自分も多少は農薬を使っていますが、対応できない種類の虫もいますし、希釈倍率、使用前日数等を気にしなければならないので、少し面倒。
また、防虫ネットなどであれば、何回も使うことができるので経費の面でもおススメです。
この記事では、防虫ネット、寒冷紗を使った防虫対策について紹介します。
食害にあいやすい野菜・あいにくい野菜
野菜の中には、虫の被害にあいやすいものと、あいにくいものがあります。
被害にあいにくいものはそこまで対策をしなくても良いですが、被害にあいやすいものは対策をしないと、あっという間に食べられてしまうので注意が必要です。
被害にあいにくい野菜
被害にあいにくい野菜の一例です。
- ニラ
- ニンニク
- 春菊
- サツマイモ
- 玉ねぎ
- ジャガイモ
根菜系は被害にあいにくいですが、葉物であれば、ニオイが強いものは虫の被害にあいにくい傾向があります。
キク科の春菊は虫の被害も少なく、さらに収穫しても、側枝がどんどん生えてくるので非常におススメです。冬であれば鍋の具材、その他の季節ナムルやスープの具材などに使えば美味しく食べることができます。
被害にあいやすい野菜
被害にあいやすい野菜の一例です。
- カブ
- チンゲンサイ
- 小松菜
- キャベツ
- ブロッコリー
- カリフラワー
主に、アブラナ科の野菜は、虫が付きやすく被害にあいやすくなります。特にチンゲンサイなどは穴だらけになってしまいますし、ブロッコリーなどもあっという間に食べられて収穫が出来なくなってしまうことが多々あります。
虫がよく発生する時期(5~9月)に確実にアブラナ科の野菜を収穫したい場合は、防虫対策が必須になります。
防虫対策で使う資材
防虫対策で使う資材は、次のとおりです。
・防虫ネット、又は寒冷紗
・ダンポール(支柱)
・ネットを支柱に留めるための園芸クリップ
・ネットを地面に押さえるマルチキーパー
・ネットの始めと終わりを押さえるU字杭
防虫ネット又は寒冷紗
防虫ネット、寒冷紗は同じように防虫対策に使うことができます。
それぞれの違いですが、
寒冷紗は、主にポリエステルで出来ていて網目状に織ってある布です。網目状になっているので通気性が高いです。ある程度の保温効果も期待することができます。
防虫ネットは、寒冷紗と似ていますが、防ぐ虫の種類によって網目の大きさを使い分けることができます。保温効果は寒冷紗ほど高くないですが、逆に温度を上げすぎないため夏場に使うこと効果的です。
虫は銀色を嫌うので、防虫ネットの中には、銀色の糸が縫い合わされている商品もあります。
耐用年数としては、寒冷紗が3年ほど、防虫ネットが5~7年程です。
寒冷紗、防虫ネットのどちらも同じように使うことができますが、時期で分けるのならば、保温効果も見込める寒冷紗は春、秋、防虫ネットは夏、というようにすると良いと思います。
ダンポール(支柱)
ダンポールはFRP素材で出来ていて、表面が特殊樹脂で被覆された強度の高く柔軟性に優れた棒資材です。
かなり軽量で、強く曲げることができ、かつ使用後はしっかりと元に戻り、錆びもないので、経年劣化を抑えることができます。
トンネル資材にする場合は、一般的な支柱よりも、ダンポールを使うのがおススメです。
トンネル用クリップ
支柱とネットを留めるための園芸用クリップです。支柱とネットを固定するための必需品です。
野菜の誘引に使うこともできて便利です。
ネットの端を地面に留めるためのマルチキーパー
ネットの端を地面に固定するためのマルチキーパーもあると便利です。風でめくりあがることもなくなり、確実に野菜を虫から守ることができます。
除草シート等全般に地面に固定することができるので持っておくと非常に役立ちます。
ネットの始まりと終わりを固定するU字杭
ネットの始まりと終わりの部分を結んで、U字杭で地面に固定をするようにします。
防虫ネットは1年間何回も使うことができる
防虫ネットは1回購入すると、年間通して何度も使うことができるので非常にコスパが良くおススメです。
ネットであれば5~7年間は、寒冷紗でも3年間程度は使うことができます。また、保温性も期待できるので、気温が下がった季節でも良い環境下で野菜の栽培が可能です。
防虫ネットは持っているか持っていないかで、野菜の出来に大きな差ができるので、購入するようにしましょう。
防虫ネット使用時の水やり
防虫ネット、寒冷紗は水の浸透性もありますので、ネットの上から水をあげるようにすれば問題ありません。
逆に水をあげるたびにネットを上げたりしていると、ネットを上げた時に虫がネットの中に入ってしまう可能性があり、ネットの効果が下がってしまいます、
余程土が乾燥している時は別ですが、通常の水やりの際は、ネットの上からみずをあげるようにしましょう。
家庭菜園をする時は、畑、プランター菜園を問わず、防虫ネットで害虫からの食害を防ぐようにすると、快適に野菜を栽培することができます。
特に、アブラナ科の野菜はすごい勢いで虫が食べに来るため、防虫ネットの使用は不可欠です。
必ず、ネットを使ってきれいで美味しい野菜を栽培するようにしてみてください。
本日の記事は以上になります。最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。
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