アウトドア活動が好きな自分は、家庭菜園でプランター菜園や市民農園として120㎡程の区画を借りて野菜を栽培しています。
夏場の市民農園は暑くて大変ですが、自分で栽培した野菜を収穫して食べるのが何とも言えない醍醐味です。
子供とも一緒に作業できるので楽しいですよ!
区画の端が少し水はけが悪い場所で、かつスペースとして余っていたので5月に里芋を植え付けたのですが、そろそろ収穫時期ということで掘り起こしてみました。
ちなみに里芋の種イモはスーパーで売っている里芋でも問題がないので、毎年スーパーで購入した里芋を種イモとして使用しています。
里芋は水はけが悪い場所の方が生育が良いです。さらに土が乾燥しないように、夏場収穫後のミニトマトやナス、オクラの枯れ枝をマルチ代わりに土の上に敷いています。
葉も枯れ始めているので、収穫時期と分かりますね。
それでは里芋の収穫時期などについて解説します。
里芋の収穫時期
里芋の収穫時期は、日本の場所によって少しずつ変わってきます。
暖かい地域(沖縄、九州、四国など) | 9月下旬~11月下旬 |
寒い地域(北海道、内陸山間部など) | 10月上旬~11月上旬 |
中間地域(東海、関東など) | 10月上旬~11月中旬 |
植え付けが4~6月頃なので半年近くは栽培に時間がかかります。
収穫時期は、植え付け時期によって変動しますので、あくまでも目安として参考にしてください。また品種にもよりますが、植え付けをしてから5~6ヵ月経過後が収穫時期と考えておきましょう。
霜にあたると枯れてしまうので、霜が降りる前に収穫をするようにしましょう。
里芋の収穫の目安
里芋のおおよその収穫時期を知ったら、次は里芋の葉の様子から収穫時期を知るようにします。
里芋は葉が枯れ始めたら収穫するタイミングです。葉が枯れるということは里芋の成長が止まったというサインなので、里芋を美味しく食べられる一番良い時期です。
- 葉が黄色に色づき、小さくなってきている
- 葉に茶色や灰色のシミのようなものができ始めている
里芋の葉に👆のような様子が出たら収穫時期の合図です。
里芋の収穫方法
里芋は比較的水はけが悪い場所で栽培をしていると思いますので、収穫する日は、晴れの日が続いている日に行うと作業しやすいです。
収穫した後に里芋をすぐに食べる場合は天日干しするため、収穫後も天気がいい日が続く日を選びましょう。
里芋を収穫する時は、まず初めにジャマな葉や茎を切り落とします。
自分は、キャンプや農作業では剪定鋏や摘粒鋏を持って作業しているので、これらハサミで茎を切断します。
ハサミはキャンプから農作業、釣り、料理にも使えるので非常に便利なんですよね。
1丁持っておくだけでも非常に重宝しますよ!
茎を10cm程度残して、ハサミで切り取ったら、茎の周りを少しずつ鍬で掘り起こして土をほぐします。
あまり芋の周りを掘りすぎると、里芋が傷つく可能性があるので自分はイモの周りの土をほぐしたら、残りは手で揺さぶりながら丸ごと土から持ち上げる感じで収穫しています。
里芋の株数が多い場合は、里芋が傷つく可能性がありますが、鍬かシャベルで持ち上げるように収穫した方が、手間が少ないです。
収穫完了です。
根っこはハサミで切り取ります。1日ほど、外に置いておくと乾燥して土が落としやすくなります。乾燥したら土を落として、食べるか保存するようにしましょう。
収穫した里芋を翌年の種イモとして使用したい場合は、株のまま保管するようにします。
8株中4株ほど収穫しましたが、今年も良く獲れました。残りの4株は今度、また子どもと一緒に収穫することにしましょうかね。
里芋の収穫後の保存方法
収穫したら、里芋を保存する必要があります。里芋は比較的保存がし易い野菜ですが、色々な保存方法があるので保存期間などによって保存の仕方を変えてみましょう。
常温保存
①収穫した里芋を水洗いせず、風通しのよい日の当たらない場所で数日間表面を乾燥させます。
②里芋の量が多い場合、ダンボールに新聞をひき、そこへ里芋を並べて新聞をまたかぶせます。量が少なければ、新聞に里芋を適量のせて包みます。里芋の土は付いたままです。
③風通しが悪いとカビが生える原因になるので、段ボールの蓋は開けたままにし、湿気の少ない冷暗所の場所で保管すると、約1ヵ月の貯蔵が可能です。
地中保存
この方法は、収穫した里芋を来年度も種芋として使用する場合などにも使うことができる方法です。
① 小芋と親芋、さらには茎も一緒につけたまま貯蔵するため、収穫後、水洗いをせず芋の周りの土だけ軽く落とします。
② 収穫した場所などに50cm〜70cmほどの穴を掘り、そこへ籾殻や藁をひきます。
③ 茎の部分を下にして、②の中に里芋を並べます。
④ ③の上に籾殻や藁を被せ、その上に30cmほど土をかぶせます。
⑤ 雨が入って、里芋が腐らないように、その上にビニールシートやトタンなどを被せます。
この方法であれば、冬を越して春まで貯蔵することができ、長期保存が可能です。
冷蔵保存
里芋は、長期間寒いところに入れておくと低温障害を起こしやすいため、自家製の里芋であれば冷蔵保存はせず、常温保存が一般的です。
しかし、夏場など暖かい季節にもしスーパーで里芋を購入した場合、外気が15度以上になり、腐りやすくなるため、新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保管することで、1週間の保存が可能です。
冷凍保存
冷凍保存すると約1ヶ月は日持ちがするのに加えて、使いたい時に使いたい分だけ、取り出して使えるため、とても便利です。
① 里芋を水洗いして皮をむき、鍋に水を入れて沸騰させます。
② 塩を少し入れて、里芋を数分湯がきます。このとき固めに茹でると、あとで調理するときに崩れにくくなります。
③ ざるにあげて、粗熱をとり、キッチンペーパーなどで水気をしっかり落とします。
④ 重ならないように広げて密封袋に入れ、冷凍庫へ入れます。
⑤ 使うときはそのまま汁物などに使っても良いですが、常温解凍もしくは冷蔵庫で解凍してから使うと色々な料理に使うことができますよ。
【まとめ】里芋は時期を見定めて収穫・美味しく保存しよう!
今回は、里芋の収穫時期、収穫方法、保存方法などについて紹介させていただきました。
里芋は栽培時期が半年ほどかかりますが、サツマイモ同様あまり手がかからずにほとんど放っておくだけでよく、また収量も良く、色々な料理に使うことができるので非常におススメな野菜です。
そのうえ、保存性が高く、長期保存可能なのも魅力です。
葉物などとは違い、土を掘り起こして収穫するというイベント性も高いので、子どもとも楽しんで農作業をすることができます。
ちなみにプランターなどでも里芋の栽培が可能なので、市民農園のような広さがなくても少し大きめのポットで栽培を楽しむこともできますよ。
興味がある方は是非一度、里芋を栽培してみてください。
本日の記事は以上になります。最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。
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