この記事では、キャンプに行った時にいかにして快適に睡眠をとることができるかについて書きます。
うるせえ!キャンプは自然を楽しむ行為だ!野生に快適を求めるんじゃねぇ!
と、いう考えの方は今回の記事を読み飛ばしてください笑
キャンプといえどテントの中で快適に過ごしてぐっすりと眠ってその日1日の疲れをとりたいものです。
良い睡眠がとれないと体に疲れが残りますし、翌日も身体がダルイ・・・最終的にはキャンプに対する思い出もイマイチ・・・なんてことになりかねません。
実は質の高い睡眠をとるかということは、キャンプの質を上げるということにも繋がります。
今回の記事ではキャンプの寝袋について御紹介します!
寝袋(シュラフ)
キャンプで快適な睡眠取るために重要なアウトドアグッズが「寝袋(シュラフ)」です。
野外の夜は急な天候の変化、気温の低下、ゴツゴツした地面、地面からの冷却など、以外と厳しい環境になることもあります。
そんなキャンプの夜を楽しむためにも寝袋(シュラフ)などの寝具は、しっかりとこだわって選ぶようにしましょう!
寝袋の種類は一般的に「封筒型(レクタングラー型)」、「マミー型(人形型)」があり、少し変わったタイプに「人型(ヒューマン型)」の3タイプがあります。
それぞれに違い、特徴があります。使用頻度、キャンプする場所や季節、求める機能など、それぞれの状況に合ったおすすめの寝袋を選ぶようにしましょう。
ここでは寝袋の種類と選び方など、そしてより効果的な使い方や使い所をご紹介します!
封筒型(レクタングラー型)
最も一般的で昔からなじみにある封筒型のシュラフです。封筒型のメリット、デメリットなどは次のとおり。
■メリット
- 全開に広げて布団のように利用出来る
- 繋げられるものもあってテントの中を広範囲で利用可能
- 比較的長いシーズン使える
■デメリット
- かさばりやすく、荷物が多くなる
- 保温性が落ちるため、冬の単独利用は寒く防寒グッズと併用するな工夫が必要
封筒型(レクタングラー型)の寝袋は文字通り長方形をした上から下までの幅が同じタイプです。
ゆったりとしており、布団に近い使い心地で寝返りもできますが、体への密着性がない分だけマミー型と比べると保温性が落ちます。
逆にファスナーで開閉もできるので、暑い時は足元を開いて温度調節することが可能で比較的長いシーズンに使うことができます。
また同じモデルの寝袋なら2つ繋げることができるので、ダブルサイズの寝袋として使用可能です。完全に開けば掛け布団的に使用することもできます。子供を連れた家族キャンプなどにおすすめのタイプといえます。
使用範囲の広いタイプですが、マミー型と比較すると重くなりやすく、収納時にかさばることもあるので、キャンプ場の中まで車で運べるというような時に便利です。
マミー型(人形型)
保温性に優れ、コンパクトにも収納できる、最近のキャンパーは使用者も多いマミー型。マミー型のメリット・デメリットは次のとおりです。
■メリット
- 身体全体を包み込むため、保温性が高い
- コンパクトにまとめることができ荷物が少なくなる
■デメリット
- 夏場は暑くなることもあり、使用シーズンが短い
- 寝返りがうちにくく、自由が少ない
マミーとはミイラを意味するMummy(マミー)に由来しています。体の形に合わせた形状をしていて、この寝袋に入って寝ている姿がミイラに似ていることからマミー型と呼ばれます。
体への密着性、全体の密封性が高く無駄な隙間が少ないため体温を逃がしにくいので、封筒型に比べ保温性が高く、寒い時期や標高の高い山、寒がりな方におススメなタイプの寝袋です。
ただし密着性が高く身動きがとりにくく、寝返りが打ちにくいという欠点があります。また、夏場は暑くてなかなか寝付けないことも。
マミー型は封筒型に比べると軽いタイプが多く、収納時にも丸めてコンパクトにまとめることができるのも強みです。
ツーリングやソロキャンプのように一人で運ぶ荷物が多い時、登山など他の荷物と一緒に歩いて移動することが多いキャンプ、少し気温の低い時に効果を発揮する寝袋といえます。
自分のようなソロキャンパーは、コンパクトにまとめることができるマミー型が向いています。暑い時は上に羽織るだけにしたり、中が暑くなってきたら、服を脱いで少なくして寝るようにしています。
人型(ヒューマン型)
少し変わったタイプのシュラフがこのヒューマン型。着たまま活動できるのが大きな特徴です。メリット・デメリットは次のとおりです。
■メリット
- 寝袋を防寒具のように「着た」まま作業ができる
- 夜でもテントの外でコーヒー、天体観測などアクティブに利用可能
■デメリット
- コンパクトにまとめることができない場合が多い
- 手足が離れる為、保温性が下がる
ヒューマン型は、人間の形をした「着るタイプ」の寝袋です。最近少しずつ見かけるようになってきました。
寝袋に入ったまま歩いて移動することができ、腕も動かせ、手の部分を出してちょっとした作業も可能なユニークな形状です。
ヒューマン型は手足が離れ、密閉度が下がるため、封筒型やマミー型と比べると保温性が下がります。
一方で寝袋を「着た」まま、テントの外でコーヒーを飲んだり、天体観測などを楽しむこともでき、防寒具的な使い方が可能です。
自分は冬キャンプが好きなのでこのヒューマン型は結構気に入っています。
特にキャンプの夜の天体観測は、街中では見られない星を見ることができるのでオススメです。
テントの中にマットを敷く
まず、テントの下に敷くものとしてグランドシートがあります。
これは、テントの汚れや傷を保護する他に、地面からくる冷気や湿気を防ぎことができます。一般的にテントに付属されていることが多いので必ず敷くようにしましょう。
付属されていなかったり、紛失・破損した場合のおススメは、「ロゴス(LOGOS)ぴったりグランドシート」。適用サイズが広く、購入者も多く、評価が高いです。自分も最初に購入したテントに付属されてなかったので購入しました。
次にテントの中に敷くインナーマットですが、アルミ素材でできた銀マットは断熱効果が高いため、よく使われています。
丸めるタイプか折り畳むタイプの2通りですが、コンパクトにまとめることはできないので、持ち運ぶ際に少しかさばります。
丸めるタイプで安くて使いやすいのが、キャプテンスタッグの「キャンプマット シルバーキャンピングマット200×120cm L ブルー M-3311」
折り畳むタイプで安くて使いやすいのが、キャプテンスタッグの「シルバーキャンピングジャバラマット」。
インナーマットは敷くのとしかないのでは暖かさに差が出ますので、季節問わずに最低限持っていた方がよいでしょう。
インナーマットの上に、敷布団の役割をするマットレスを敷きます。
主な種類は次のとおりです。
ウレタンマット
最も使いやすく、便利なウレタンマットです。ウレタンマットのメリット・デメリットは次のとおり。
■メリット
- ウレタン素材のため、ふかふかして寝心地がよい
- 空気を入れないので穴あきを気にする必要がない
- 折りたたみ式、ロール式など種類が多く、コンパクト化も可能
■デメリット
- 吸水しやすいので湿気に気をつけなければいけない
- 他のマットに比べるとコンパクトになりにくくかさばりやすい
コンパクトに折り畳むことができるインナーマットで有名なものに、キャプテンスタッグの「キャンプマット 1人用 レジャーシート シングル M-3318」があります。
56×2×182cmのサイズがありながら、折り畳むと13×12.5×56cmまでコンパクトになります。
ソロキャンパー御用達ですね。幅は少し短いですが、2つ使ったり、シングルテント用に使っている人もいます。サイズは小さいですが、それを上回るコンパクト差が大きな売りです。
エアーマット
軽くてコンパクトなエアーマットです。かなり軽量化できるので、キャンプ向きのギアです。
■メリット
- 地面の硬さやデコボコを感じさせずに寝心地が良い
- コンパクトにまとめることができる
■デメリット
- 寝返りでをうつと体が移動しやすく安定しない
- 穴があいたら空気が漏れ使えなくなる
- 空気を入れるための作業が発生する
自分は荷物を少なくしたいので、ウレタンマット:エアーマット=1:2の割合でキャンプに持って行っています。コンパクトにまとめることができるのが何よりGOOD!
地面との間に空気の層があるのも寝心地、地温がダイレクトに伝わらなくていいです。
空気を入れるのがめんどくさくなったらそのまま床に敷いて、そのうえに寝袋を置いてもある程度の効果を得ることができますよ。
インフレートマット
お次は、空気の調整が自由自在なインフレートマット。圧縮して軽量化もできますが、価格は少し高めです。
■メリット
- 軽く持ち運びしやすい
- 簡単に空気の取り込みができ、量も好みで調整できる
- 空気量が少なくて済むので寝がえりで体制が崩れにくい
■デメリット
- 値段が高い
- 破れやすく、敗れると使えなくなる
キャンプにおける枕
最後にキャンプにおける枕です。寝具というとシュラフにばかり目がいってしまいますが、枕は非常に大事です。
人によっては枕がないと首が痛くなったり、寝つきも悪くなって翌日に大きな支障をきたします。枕が大切な人にとっては夏場寝る時にシュラフはなくても良いけど、まくらはないと困る、という場合もあります。
実は自分がそのタイプで夏場はシュラフは使わずに、枕のみで寝たりすることもあります。
一時は寝心地を求めてキャンプ場にいつも使っている枕を持って行っていましたが、寝心地は良いのですが荷物になりすぎたため断念しましたw
おススメはコチラ。
【固い枕が好きな人向け】mountopエアーピロー 手動プレス式 キャンプ枕
ポンプ式を採用しているので、簡単に空気を入れることができるエアーピロー。沢山空気を入れて張ったうえで、真ん中にくぼみがあるのでしっかりと頭を保持したうえで睡眠をとることができます。
このくぼみは結構大切で、これが無いと空気を目いっぱい入れた時に頭を乗せると左右に転がっていくことになります。自分の場合は少し硬めの枕が好きなのでこの機能は必須です。
【柔らかい枕が好きな人向け】THERMAREST コンプレッシブルピロー
「mountopエアーピロー 手動プレス式 キャンプ枕」とは対照的にフワフワでソフトな肌触り。柔らかい枕が好きな人には非常におススメな有名な枕です。
カラーバリエーションもオシャレなものが多いので、キャンプ場で使うのも楽しくなります。
しまった!キャンプに枕を忘れてしまった・・・そんな時は
キャンプは持って行くものも多いので、時には枕を忘れてしまうことがあるかもしれません。
しまった、今日は安眠できない。明日に疲れが残ってしまう…、そんな時の解決方法です。
そんな時は、シュラフが入っていた袋を利用しましょう。袋の中にズボン、タオルなどその日着ていて脱いだ衣類を丸めて入れて厚みを出します。
固めがいい人はジーンズなどの固い衣類やたくさんの衣類を入れて張りを作り、柔らかめがいい人はタオルなどのクッション性の高い物を少なめに入れるとちょうどいいですよ。
そして最後に寝汗で袋が汚れないように袋の外からタオルで巻いて枕の完成です。
即席の枕で、枕には劣りますが、これでも結構快適に眠ることができます。
本日の記事は以上になります。キャンプにおける睡眠道具は非常に重要で、しっかりとした睡眠をとることができれば翌日の作業も楽なうえ、キャンプの思い出も素晴らしい物になります。ぜひ自分に適した睡眠道具を見つけてください!
それでは、最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。
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