キャンプの醍醐味は色々ありますよね。
自分は焚火が大好きですが、焚火と関係して皆がキャンプで楽しみにしていること、それは「料理」です。
キャンプの料理にはキャンプ用のクッカーを使うと、より味が出て料理を楽しむことが出来ます。
クッカーはダブルバーナーやシングルバーナー、カセットコンロにかけて料理をすることもできますが、野外での料理やキャンプ飯を楽しむのであれば、やはり焚火を使った直火料理が最も楽しいところです。
焚火でクッカーを直接料理をするのは持ち物も少なくすみ、アウトドアを楽しめて良いのですが、1つだけ大きな難点があります。
それは、クッカーに真っ黒なすすが付く、ということ。
経験をした人なら分かるのですが、黒いすすは薪の燃えた成分が煙と一緒に舞い上がってクッカーに付くのですが、このすすが真っ黒+ベタベタしている+取れにくい、という3点揃ったかなり厄介なものになります。
以前はキャンプでクッカーを焚火で使うと、すすが真っ黒についたので、家に帰ってから風呂場で洗剤や金タワシを使って一生懸命すすを落としていました。
そうやって掃除をしても90~95%位は取れるのですが、100%までは取れません。
今回の記事では、クッカーに黒いすすが付いたときに簡単に取れる方法を紹介します。
クッカーがすすまみれにならないために行うこと!
クッカーに付いた黒いすすを簡単に落とすためには、これから紹介するものを予防としてクッカーの外側全体に「コーティング」のために塗っておくと良いです。
【おススメ】クレンザーを塗っておく
クッカーを使う直前に、クレンザー(研磨作用がある粉)を水に溶いて、外側全体にまんべんなく塗っておきましょう。
クレンザーを厚く塗る方が効果が期待できますが、白色が残る程度に塗るだけでもある程度の効果を期待できます。
食器用洗剤(液体・原液)を塗っておく
調理前のクッカーの外側に全体的に薄く食器用洗剤(液体・原液)を塗っておきましょう。
調理が終わってからスポンジで軽くこするだけですすを簡単に取ることが出来ますよ。洗剤でベタベタしますが、使用後にすすが簡単に取れるので効果は期待できます。
固形石鹸を塗る
固形石鹸と少量の水で、手のひらで石鹸水を作り、調理前のクッカーの底や表面に塗りつけます。
付いたすすは水で簡単にすすぎ落とすことができます。
土・泥を水で溶いて塗る
キャンプ場に下水道・浄化槽設備が完備されていない場合は、エコを考えて泥や土を使ってコーティングしるのも手です。
粘土のように厚塗りにするとすすも剥がれやすくなります。
洗面所を詰まらせるといけないので、流し場では洗わず、軽くこそぎ落としてから水で地面に流すおうにします。
クッカーが汚れるから、これは最後の手ですね笑!
すすまみれになった時の対処方法
塗り方が足りなかったり、事前に対策を施さなかった場合、クッカーにすすが付くので、洗って取り除かなければなりません。
クッカーに付いたすすをなるべく簡単に、取り除く方法を紹介します。
【おススメ】重層と酢を使って磨く
重層だけ、または重層と酢をつけて磨くとすすが取り除きやすく、よく利用されています。
しかし、注意しなければならないのだが、アルミ鍋に重曹を使うと黒ずんでしまうので、アルミ鍋の場合は酢のみを使うことが重要です。
すすがついたクッカーよりひとまわり大きい鍋を用意し、そこに水と酢(大さじ2くらい)を入れて火にかけ、数分煮立て、そのまま数時間置いておき、それからスポンジでこするとすすが取れやすくなります。
スチールウールで磨く
素材の固い、ステンレス性のクッカーでよく使われる方法で、自分も最後はスチールウールに頼っていました。
ステンレスウールよりも細かく傷が付きにくいとされるスチールウールで軽く磨くとすすよごれは取れやすいです。
ただ、スチールウールは固いので、強く擦り過ぎるとクッカーに傷がついてしまいます(あまり自分は気にしていませんが)。
もともとコーティングがほどこされている素材は、コーティングが剥がれてしまうことがあるので注意が必要です。
アルコールで磨く
アルコールはなるべく濃度が濃いものを使うとよいです。
すすには油分が含まれていることも多く、アルコールだけで取れきれない場合は、マニキュアを落とす時に使う除光液で磨くという方法もあります。
アルコールを揃える手間があるので、自分はいつも重曹+酢+スチールウールですすを取っていました(愛用のクッカーは全てステンレス製なので、スチールウールで多少傷ついても気にしていません)。
素材毎のクッカーの特性とは
クッカーの素材は、大きく分けると、ステンレス、アルミ、チタンに分けられます。
素材毎のクッカーの特色や使用後の掃除方法について紹介します。
ステンレス製
クッカーの素材で最も一般的。
重量は重くなりますが、丈夫なため、たき火などの直火で使えるうえ、ごしごしとこすってもキズが付きにくく、また錆びにくいです。
反面、焦げなどで汚れやすい点もあります。
鍋の内側の汚れやさびを除くときにこすり洗いをしたくない場合には、鍋の中に水と酢を入れて煮ると汚れが落としやすいです。
アルミ製
ステンレスと同様にクッカーでよく利用される素材です。
温まりやすく、小さな火でも調理がしやすく燃料の節約にもなります。反面軟らかいため、へこみやすい、さびやすいといった、強度が弱い面もあります。
塩分の高い料理を長時間入れておくと、クッカーの内側が傷んでしまうため、調理後はすみやかに料理をクッカーから出す必要があります。また、軟らかいので強くこするとキズがつきやすいため注意が必要です。
軽量ですが、耐久力が低いので、自分は多少重くても丈夫なステンレス製を使っています。
チタン製
薄い・軽い・丈夫な優れた素材です。耐食性もステンレスより優れ、錆びの心配もありませんが、熱伝導が悪く、火力の強い部分が焦げやすいという面があります。
値段もステンレス製、アルミ製よりも高価です。
大体、ステンレス製とアルミ製は同じ金額で、チタン製は2倍程の金額になります。
クッカーの汚れを防ぐまとめ
アウトドアでは水場も限られ、また、洗剤を使えない場所もあります。
大切なクッカーをできるだけ汚さないように、またキャンプ後に時間をかけて掃除をするといった手間をかけないように、あらかじめコーティングをほどこしておくことは、キャンプの準備のひとつとしても重要なことです。
また、調理後はすみやかに中身を取り出して、ペーパーで拭き取るなど、汚れをなるべく長時間つけたままにしないことがクッカーを傷めないためのポイントです。
それだけでなく、事前に準備をして汚れを最小限におさえたとしても、自宅に帰ってからじっくりクッカーのメンテナンスをして、綺麗に、丈夫に長く使用するように心掛けましょう。
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本日の記事は以上になります。最後まで読んでいただいてどうもありがとうございました。
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